シュレーディンガー博士の猫の足跡

PBCの記録、ゲームレビューなど不定期にだらだらと書き連ねて行くブログ

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運命が交差する街、渋谷 10 years befor and 10 years after

さて、久しぶりにゲームレビューである。実は本日が自分の誕生日だったりするが、それはお構い無しに…
それでは、今回レビューをするのはこちら
街 ~運命の交差点~
『街 ~運命の交差点~』である
この作品は元々セガサターンで発売された『サウンドノベル 街 -machi-』をPSに移植した物である
その際に『かまいたちの夜 特別編』と『弟切草 蘇生編』と共に『サウンドノベル・エボリューション』のシリーズの一環として発売されたのがこの『街 ~運命の交差点~』である。因みに『サウンドノベル・エボリューション』は3
そして更に今回は
428 ~封鎖された渋谷で~
不十分なレビューであった『428 ~封鎖された渋谷で~』も再レビューを行いたいと思う
何故、再レビューを行うかと言うと、この『街 ~運命の交差点~』と『428 ~封鎖された渋谷で~』は非常に密接な関係にあるからである
と、言う訳で詳細は追記から…

・ゲーム概要・ストーリー
街 ~運命の交差点~
この物語は10月11日から10月15日までの5日間、渋谷と言う街の中で過ごす人間の物語である
渋谷の爆破予告、そして挑まれるゲームに挑み犯人を探し出そうとするオタク刑事の物語
うだつの上がらない役者が、銀行強盗に間違えられて追われてしまう物語
宝石店でプロポーズをしようと意気込む元ヤクザが、役者と間違えられて役者を演じる羽目になった物語
恋人にダイエットを迫られて必死にダイエットを行おうとする大食らいの女性の物語
自身が脅迫され、更に自らも脅迫に手を染め、その快感に目覚めようとする若者の物語
フランスのレジョンから脱走し、渋谷に舞い戻ってきた男の物語
悪夢と共に目が覚めると「自らの意思とは無関係な物語」が書かれているプロットライターの物語
突然の妊娠にショックと受け、更に様々女性達と関係を持ってしまったプレイボーイの物語
8人の主人公達はそれぞれの物語を進み、時には他の主人公の物語にも干渉する
8人の物語の運命は、そして渋谷と言う街は8人の物語をどう受け止めるのか
運命のスクランブル交差点は、今日も人が往来をする…

428 ~封鎖された渋谷で~
街の物語から10年後の4月28日、一つの事件が起こる
誘拐事件の発生、そして身代金の要求。それが発端であった
午前10時、身代金を持つ少女を見守る一人の刑事がいた
そして、同時期、ひょんな事からその身代金を持つ少女と一緒に行動をする事になった青年
誘拐された少女、そして身代金を持つ少女の父親である製薬会社の研究所長である男性
とある会社を救う為、記事のネタを集めようとするフリーライター
そして謎のきぐるみを着た人物
この一つの事件が、この渋谷の運命を大きく左右する事になる
渋谷はまた再び運命のスクランブル交差点に人を走らせていくのであった
誰も脱出出来ない、封鎖された渋谷にて…

と、ざっくばらんなストーリーはこんな物である
尚、428の作中では街の物語が10年前とほのめかすシーンなどがあるが、街と428は直接的な関係は無く、あくまで「世界観が10年後と10年前」と言うだけである。いわば間接的続編と言う訳である
では、次に進もう

・マルチフラグメントシステムで他の主人公の運命が変わる
さて、この二つのゲームはサウンドノベルと言う物に当たる
サウンドノベルとはグラフィック、サウンド、文章、そして選択肢から構成されている読み物のゲームである
主人公の選択次第で幾通りのシナリオが展開されるのがサウンドノベルの特徴である
また、美少女を中心とした物はビジュアルノベルと呼ばれる傾向がある
それはさておき、『街 ~運命の交差点~』では『マルチフラグメントシステム』と言うシステムが搭載されている
このシステムは『他の主人公が選択した選択肢によって、他の主人公のシナリオに何らかの影響を与える』と言うシステムである
例えば『主人公AがAと言う行動を起こした為にBと言う人物が物語を継続できなくなった(BAD ENDになる)』と言った物である
無論、Aと言う人物はただ些細な行動かも知れないが、それによって他の人物に大きな影響を与えてしまう、と言うのがこのシステムの特徴である
回避する為には『Aと言う人物はAと言う行動を取らずにBと言う行動を取る。するとBはそのまま物語を継続する事が出来る(BAD END回避)』と言う物である
それが8人の主人公に複雑に絡みこんでいるのがこのゲームの特徴である
PS版には難易度選択があり、EASY NORMAL HARDの三つの難易度が選べる。もちろん難易度が高くなると選べる選択肢が増え、BAD ENDの確立が高くなるのである
ただし、街の場合は難易度HARDでしか全てのBAD ENDを埋める事が出来ないので注意が必要である

『428 ~封鎖された渋谷で~』でもこの名称は使われてないが、同じ様に『一人の主人公の選択が他の主人公のシナリオに大きく影響する』と言うのは継承されている
操作方法はWiiリモコン縦持ちで十字キーで選択、Aボタンで決定である

・TIPとZAP、そしてJUMP
さて、文章を読み進めると青や緑に染められた文体がある。これがTIPである
□ボタンでTIPを選択して○ボタンを押すと、その内容を見る事が出来る
基本的に青いTIPは現代日本の一般的な用語を表示させ、緑のTIPはゲーム中だけの用語を表記させる
また緑のTIPはZAPと呼ばれる種類もあり『他の主人公の別の時間軸に移動をする』事が出来る
ただし、その主人公が『その時間帯に進んでいない場合』はZAPが出来ない仕様になっている
ZAPの中にはTIPの中に潜んでいる物があるので注意をしておこう

『428 ~封鎖された渋谷で~』でも同じくTIPが存在する。こちらも青いTIPは一般用語の説明である
ただし、ZAPはJUMPに変更され、色も赤に変更されている
操作は-ボタンでTIPの選択。そしてAボタンで決定。JUMPも同じ様にAボタンで可能である
これも『街 ~運命の交差点~』と同じ様にJUMPする主人公がその時間帯に進んでいないと出来ないので注意をしよう

・移動マップとタイムチャート、つづくとKEEP OUT
さて、ある主人公の物語を進めて行くと突然「つづく」と表示されて進めなくなってしまう
この時に使用するのが「ZAP」である
他の主人公のシナリオを進めて、その主人公の「つづく」の時間帯へと「ZAP」する事により、そのシナリオの続きを見る事が出来るのである
なので、一人の主人公ばかりを進めると必ず行き詰ってしまい、必然的に他の主人公のシナリオを進めなくてはならないのがこのゲームのポイントである
さて、ここで便利なのが『移動マップ』と言う存在である。『移動マップ』は『どの主人公がどの時間帯まで進んだか』をグラフにした物である
この移動マップには赤いひし形で『分岐』と緑のひし形で『ZAP』が表示される
このグラフを元に、どこでどうZAPするかを判断するのである
移動マップを開く場合は最初の主人公選択で移動マップを選ぶか、文章表示中に△ボタンを押して移動マップを選ぶと移動出来る

『428 ~封鎖された渋谷で~』でも同じ方式を取っている。こちらの場合は唐突に黄色いリボンで『KEEP OUT』と表示されるのが特徴である。もちろん解除方法も同じで、別の主人公からその時間帯に『JUMP』して『KEEP OUT』を解除する訳である
『街 ~運命の交差点~』の移動マップに当たるのは『タイムチャート』になり、より視覚的に解りやすく表示されているのが特徴である
タイムチャートを開く場合は文章表示中に+ボタンで開く事が出来る

・次の日に進む為に、TO BE CONTINUED
さて、一人の主人公のシナリオを無事に最後まで進めると『○日目につづく』と表示され、その主人公のその日のシナリオは終了となる
しかし、あくまで『その主人公のその日のシナリオ』が終了しただけである。その主人公のシナリオの選択で誰かの物語が途中で終わった場合、『次の日』へは進めない
『次の日』へ進む為の正解の選択は必ず一つである(ただし、他の主人公のBAD ENDに影響しない選択肢は除く)
全ての主人公を正解の選択に導いて、全員『○日目につづく』と進めた時点でようやく『次の日』に進める訳である
もちろん、中にはひょんな事でBAD ENDになったり『つづく』の解除と大忙しである。よくよく主人公達を把握して物語を進めていこう

『428 ~封鎖された渋谷で~』では、その主人公のその時間帯のシナリオを終了させると『TO BE CONTINUED』となる。もちろん、他の主人公がBAD ENDで止まっている場合は次の時間帯に進む事が出来ない
これも『街 ~運命の交差点~』と同じである

・物語をよくよく楽しむ為に、実写ならではの手法
さて、『街 ~運命の交差点~』も『428 ~封鎖された渋谷で~』もどちらも『実写』と言う手法を取っている
実写と言う手法とは何か、よりリアルに物語を体感する事である。演者が迫真であればあるほど、物語に引きこまれやすい
『街 ~運命の交差点~』では今までのサウンドノベルにあわせた様に『シルエットモード』と言うのがあるが、使うか使わないかは自由である
さて、次のメリットとして実写だからこそ、『時には実際に動くシーンがある』と言うのも特徴である
基本的には静止画が中心だが、重要なシーンは実際に実写シーンが動いて、静止画に戻る
それも物語を楽しむ為の一つである、と考えている

『428 ~封鎖された渋谷で~』では更に全ての主人公を『TO BE CONTINUED』にすると『次回予告』が流れる
その次の時間帯、そのキャラクターの台詞と共に静止画の一部を切り取り、順番に並べていくのである
そして、次の時間帯が表示される。物語をもっともっと楽しませようとする手法が見て取れる
この様に、実写ならではの楽しみも楽しむのもこの二つのゲームのポイントである

・BAD ENDは楽しむ為の物
さて、どちらのゲームにもBAD ENDが存在する。それはその主人公の選択肢が間違っていたり、他の主人公の選択肢によってBAD ENDになる場合もある
更に、このゲームの特徴として『他の主人公が原因でBAD ENDになる時間帯に先にBAD ENDになる主人公がその時間帯に辿り着くと強制的にBAD ENDになる』と言うのも特徴である
簡単に言うと「主人公AがAと言う行動を起こすと、N時にBと言う人物がBAD ENDになるが先にBと言う人物がN時に到達すると強制的にBAD ENDになる」と言う事である
その為、強制的にBAD ENDになった主人公は「誰の所為でBAD ENDになったか」を考える必要がある
もちろん、原因の主人公でBAD ENDの原因を見つけても間違った選択をすればもちろん別の主人公はBAD ENDである
しかし、このゲームは「BAD END」を楽しむ為にある、と言っても過言では無い
理由としては、「BAD END」が収集の対象になっているからである
中には「バカらしい理由」で「BAD END」になったり、いきなり「BAD END」になるのも珍しくは無い
更には隠しシナリオにも「BAD ENDを何個見たか」で解放されるのも両者の特徴である
時には別の選択肢を見て、「BAD END」を楽しむのもこのゲームの醍醐味である
尚、『街 ~運命の交差点~』ではHARDは一日目前半、NORMALは一日目、EASYは5日間全てにBAD ENDになった際にヒントが貰える
『428 ~封鎖された渋谷で~』は『最後の2時間』以外は全てBAD ENDでヒントが貰える
もし行き詰まったらそれを参考にBAD ENDを回避しよう

・総評
さて、総評である。先ずは『街 ~運命の交差点~』からである
前々から評判は聞いていたが、やはりシナリオは非常に良い
どのシナリオも「先が読みたい」と思わせる工夫が随所に施されている
特に、「お互いに関連し合っているシナリオ同士」の場合、あっちではこうなってこっちではこうなると言った面白さがある
しかし、悪い面もあるのも特徴である
先ず「移動マップ」である。確かに便利な機能ではあるが、基本的に「棒グラフ」が表示されるだけである
しかも、単位が長い。一日間なので24時間分の長さがある
一人のシナリオを先行して進めすぎると、他のキャラクターが何時何分に行動しているかが把握し辛い
更に、連続でZAPが繰り返される場面もあり「どれが本命のZAP」かが解りづらくなっている
一々移動マップを開いてロードして、と少々歯切れが悪い
更に歯切れを悪くしているのがセーブ方式である、一々「BAD END」や「つづく」に入っただけでセーブ画面に切り替わる
そうなると、「早く続き」と思っている所でちょん切りされた感覚が残ってしまう。文章を読み進めて行く上で大きなマイナス点である
更に、この8人の主人公はお互いに関係性を持ちながらも「個々の物語」が非常に強い
しかも8人と多く、中にはシナリオを毛嫌いする様な物もある。中には「やるのが精神的に苦痛である」と言うのもある
8人の主人公が「個々の物語」であるお陰で、キャラクター同士の接点が非常に薄く、「つづく」の解除も半ば無理矢理な箇所もちらほらと見受けられる
中には密接な関係にあるシナリオもあるが、結局は「8人の個々の物語が何とか絡み合っている状態」と言うのが非常に惜しい
しかし、やはり前々からの評判通り面白い。PSPで特別編が購入出来るのでそれを手にとって「移動中のちょっとした合間に」遊ぶのも良いだろう

次は『428 ~封鎖された渋谷で~』である
こちらは『街 ~運命の交差点~』から10年も経っているので上記の不満点が改善されている
先ずはタイムチャートである。『街 ~運命の交差点~』の場合は△ボタンを押して『移動マップ』を選択しなければならない
しかし、『428 ~封鎖された渋谷で~』では+ボタン一つでタイムチャートに移る事が出来る。余計な操作が必要なく、すぐさま別の時間軸に飛ぶ事が出来る
更に改善点として、シーンごとに静止画をくりぬいて表示しているので「どんなシーンだったか」が解りやすくなっているのが特徴である
分岐もJUMPも一括で表示され、更に「どの選択を選んだか」も分岐で表示されるので解りやすくなった
更にこの『428 ~封鎖された渋谷で~』で導入された『次回予告』は『次の時間帯への期待感』と『このシーンとこの台詞は何処で言うのか』と『次へ進む事』へのワクワク感を増幅させる見事なアイディアだと思った
また、『街 ~運命の交差点~』は『個々の物語』なのに対して『428 ~封鎖された渋谷で~』は『一つの大きな事件の下に個々の主人公が行動をする』と言う手法になっており、個々のキャラクターの相互関係が非常に濃くなっている
中にももちろん「他の主人公とは無関係」の様に感じられるシナリオも実際にやって選択肢を選ぶと「必ずこの大事件に絡む事になり、他の主人公と接点を持つ事になる」と言うのが特徴である
更に、主人公を減らした事により、キャラクター同士が密接に関係しやすくなっているのも、良いポイントの一つである
とは言え、悪い点が無い訳では無い。やはり主人公によっては接点が薄くなるキャラもいる。毛嫌いするシナリオもある。この辺りは個人の好みであろう
また、意味の解らない「KEEP OUT」もあるのも特徴である。BAD ENDルートで「何でKEEP OUTにしたのだろう」と疑問に思う部分である
ただ、全体的に完成度は高く昇華されており、更にこちらもPSPに移植されているので「移動中のちょっとした合間に」と遊べるのも良いと思うが
如何であろうか
  1. 2012/01/29(日) 23:24:50|
  2. ゲームレビュー(その他ハード)
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  4. | コメント:0
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